君の為なら [2] 作:因幡ノ白兎
黒い翼....。間違えない、こいつは悪魔だ
だが、大夫弱っている。この辺りで戦闘は起こっていない筈だが.....すると、
「う......うぅ......こ、ここは....?」
倒れていた少女が目を覚ました
「おい、大丈夫か?」
「!!」
すると、こちらを見つめ......、いや、睨みつけ、いきなり攻撃してきた。少女の白い手に黒いエネルギー弾が溜まってゆく
「はぁっ!!」
エネルギー弾を放ってきた。レオはギリギリで避けた
「うおっ!! あっぶねぇ....」
ドサッ....
少女の放ったエネルギー弾は最後の力だったのか、少女はその場に倒れた。
とにかく、家に連れて帰る事にした。だが、他の奴に見られたら厄介な事になるので、飛んで行く事にした。
天界では、空中兵の称号を持たなければ飛ぶ事が出来ない。俺は勿論持っていない。ばれなきゃ問題ない精神でww
自分のベットに寝かせ、ヒールという回復魔法で体の疲れを回復された。すると、再び少女が目を覚ました
「っは!!」
「動くな。まだ体の傷が治ったわけじゃ.....」その言葉を遮るように少女は言った。
「そんな事を頼んだ覚えはない!!私は一刻も早く....」
体を動かそうとしたその時、
「くっ......!」
バランスを崩して倒れそうになった
「よっ!!」
レオが少女の体を支えた
「急いだって傷が治るわけじゃない。むしろ悪化させるだけだ。どんな理由があるか知らないけど、今は安静にしてろ」
「..........。なぜ、私を殺さなかった.....」
と、レオに聞く
レオは当たり前のように答えた
「お前が傷ついていたからだ。傷ついて動けない所を襲うなんて、度胸が無い奴のする事だ。安心しろ、完治するまでここに置いてやる」
「.........。すまない....」少女の威嚇の目が少しずつ安心の目に変わっていった
「気にすんな。俺はレオ」
「...........リーレ....」
「宜しくな、リーレ」
これから、レオとリーレの共同生活が始まろうとしていた
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